BICYCLE竹でできた自転車!?
2010.08.29
高円寺のI.D.E.STOREは『楽しい街乗り自転車を提供する』をコンセプトに、カスタムからツーリングまで、スポーツ車を肩肘張らずに楽しむ様々な提案をしているショップ。ここに今、注目すべき一台が展示されている。
正真正銘の竹製フレーム
カーボンにより堅牢に、そして美しく仕上げられた竹竿の連結部分。シートチューブやヘッド、ボトムブラケットにはアルミのスリーブが挿入されている
フレームに負けないユニークさを、と導入したドイツ製のベルトドライブキット。ベルトはハーレーのドライブベルトと同じメーカーで作られているとか。ハブはCHRIS KING製
これまた目をひくWheel Builder.com製のウッド・リム。組み合わせるのはチューブラ・タイヤだ
I.D.E.STOREの通りに面したショーウインドウに、見るものをアッと驚かせる一台の自転車が飾られている。ペイントによるイタズラかと思いきや、目を近づけてみるとそのフレームは正真正銘の"BAMBOO"、そう『竹』で出来ているではないか!さっそく同店代表の井手勝(いで・すぐる)氏にその正体について尋ねてみた。
「これは"BOO CYCLE"っていうブランドの竹製フレーム、そして恐らくこれを使った日本で最初の完成車です。マサチューセッツ工科大出身でロードレースにも参加してるぐらいの本格的な自転車フリークであるデザイナーと、木と竹に魅せられて箱根細工の修行も経験、良質の竹があるという理由でベトナムに移り住んでしまったというフレーム・ビルダー、2人のアメリカ人によって生み出された、実はとても本格的で理にかなった設計のフレームなんです」
展示されている現物は、日本への輸入に携わるこれまたコアな自転車フリークである人物の持ち物で、その依頼人とともにコンセプトを決めてパーツをチョイス、井手氏の手で組み上げられた完成車だという。
竹に負けないパーツチョイス
ブレーキはKCNC製にウッドリム用のシューをセット
ドロップハンドルを短くカットして末端を溶接によりふさぎ、メッキを施して無垢の金属棒に見えるように加工。職人による手巻きのレザーもいい雰囲気だ
竹フレームとウッド・リム、Brooks製のレザーサドルとレザー巻きハンドル。天然素材がふんだんに使われ、バランスよくまとまった一台に仕上がっている
誰もが注目するであろう竹製のフレーム。それに負けないように、そして程よくバランスするように、パーツ選びにもセンスが必要。その点でもこの完成車は非常にユニークかつ魅力的に仕上がっている。「アイデアのベースは依頼人がしっかりと持っていました。それにオリエンタルな感じのカスタムペイントをはじめ、僕なりのアイデアもちょっと加えさせてもらいました」と井手氏。詳しくは写真をご覧頂こう。
ユニークでカッコいい自転車、そしてオシャレな自転車乗りが増殖中の昨今にあっても、この竹製のフレームは相当な注目を浴びるに違いない。もちろんこのフレームは望めば買うことが出来る。少量のハンドクラフト・フレームゆえ、様々なカスタムオーダーも可能になるというし、フレーム売りだからパーツチョイスも思いのまま。自分自身のオシャレにも磨きをかけて、貴方も竹製フレーム特有のしなやかな乗り心地を体感してみては?
photo&text: Gao Nishikawa
フレーム・自転車に関するお問合せ:
I.D.E.STORE
03-3389-6509
http://www.idestore.jp
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